医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
たくさんいただいております「がん患者の栄養サポートについて学びたい」というご要望におこたえするために企画した研修会です。
がん患者に対して栄養士ができるかかわりや、主ながんの病態などを整理した上で、実際の症例をもとに、臨床場面をイメージしながら具体的に何ができるのかを学びます。
質問の時間も豊富に設けますので、疑問を残すことなくしっかりと理解を深めていただけます。
【プログラム】
1.がん患者とかかわる栄養士は何をすべきか
・栄養サポートだけにとどまらない栄養士の役割
・栄養士だからこそ気づけることがある
・チームでのアプローチを支える栄養士
2.がん患者の栄養サポートの方向性
・がん患者の栄養サポートはなぜ難しいか
・がんの進行にともなうサポート内容の変化
3.悪液質を正しく理解する
・がんによる代謝の変化
・がんにともなう炎症について
・悪液質とはどのような状態か
4.がん患者によくおこる症状
・消化器症状,浮腫,呼吸困難,倦怠感,食欲不振など
・化学療法・放射線療法にともなう症状
・部位別に生じやすい症状(消化器・呼吸器・婦人科系・血液)
・がん患者の症状に対して栄養サポートでできること
5.がん患者の食事と栄養の問題
・がん患者の“食べられない原因”をどう探るか
・食べられない原因に応じた対応の例
・積極的な栄養サポートが求められる場合(治療場面)のアプローチ
・積極的な栄養サポートが求められない場合(終末期)に何をすべきか
6.ケースでみるがん患者の栄養サポート
※消化器系のがんのケースを取り上げます(胃がん,大腸がん,肝がんなどを予定)
7.まとめ
※随時質問を受けつけながら進めます
【受講料】 16,500円(税込)
(15,000円(税抜)+1,500円(消費税10%))
【募集定員】 23名
「zoomなのに会場での受講と遜色ない」と大好評の形式でリモート開催いたします
【リモート開催の研修会がご不安な方へ】 →《こちらのページをご覧下さい》
Zoomでのご受講がご不安な方は、事前に接続や操作のテストの機会を設けることも可能です。
ご遠慮なくご相談下さい。(ただし研修会受講申し込み者に限らせていただきます。)
田部 大樹 先生 社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部
《講師紹介》
日本臨床栄養代謝学会認定のNST専門療法士として、日々ベッドサイドでご活躍されています。
消化器疾患の周術期や外科系の栄養サポートを得意としていらっしゃるほか、がんおよび化学療法による食欲不振患者の栄養管理をご専門にしていらっしゃいます。
ご経験されている症例をもとに、臨床場面をイメージできるようわかりやすくお話し下さいます。