医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
栄養サポートについては、投与エネルギー量や、たんぱく質・脂質・糖質の割合に関心が向けられがちです。しかし、それらの調整により期待する効果を得るためには、その前提として体内の水分量やその循環が適切に保たれていることが必要となります。
この研修会では、水分管理が持つ重要な意味を整理した上で、より効果的な栄養サポートにつなげていけるようになることを目指します。
水分を中心にとらえなおすことで、栄養サポートの考え方について今までとは違った見方ができるようになり、視野が広がることを実感していただけます。
「水分は苦手」という方にもしっかりと理解していただけるよう、基礎から取り上げますので、安心してご参加下さい。
※2022年6月に開催させていただいた研修会の録画配信です。
【プログラム】
1.水分のとらえ方を変えてみよう
・なぜ水分を軸に考えるのか
・栄養素を運ぶのに欠かせない水分
・水分をキーワードにとらえるアルブミン値
・水分管理を中心に考える新しい栄養サポートの展開
2.からだの水分出納のしくみの理解
・水分はどのように吸収され利用されるのか
・消化管での水分の吸収と代謝
・細胞レベルでの水分出納
・尿路系による水分排泄のしくみ
・呼吸や不感蒸泄による水分の排出
3.水分管理に欠かせない電解質の知識
・水・電解質の異常とその症状
・ナトリウムとカリウムの理解
・その他の電解質の理解
・水分の移動と浸透圧
4.臨床における水分管理の基本
・適切な水分の設定の仕方
・なぜ高齢者の水分管理は難しいのか
・身体所見から水分の状態を推測する方法
・脱水がある場合の水分管理のポイント
・過剰な水分貯留がある場合の水分管理のポイント
・水分管理に求められる画像・検査データの知識
・水分管理のプランの組み立て方
・基本的な水分管理の例
5.症例検討で理解を深めよう
・腎機能障害,心不全,重度熱傷,クモ膜下出血,短腸症候群など
6.簡単な演習を通したおさらい
・脳梗塞,尿路感染症,心不全,肺炎,呼吸不全など
7.まとめ
※輸液の基礎理解になるほか、さまざまな症例に対する水分管理の具体的方法が理解できます。
【受講料】 30,800円(税込)
(28,000円(税抜)+2,800円(消費税10%))
【お申込み受付期間】毎月20日締め切り(受付期日以降のお申込みは翌月申込分として対応いたします。)
申込み受付期間終了後、テキスト冊子を宅配便でお送りいたします。
あわせて視聴ページのURLと視聴用パスワードをメールで送信いたします。
【視聴可能期間】翌月2週目の水曜日から20日間が視聴期間になります。
(期間中は何度でもご視聴いただけます。)
※月によっては翌月1週目の水曜日から20日間になる場合もございます。
※2日間で合計約10時間半の講義内容を約7時間程度に編集いたしました。
(20分~70分程度の長さで9つのパートに分けております。)
講義内容に演習が含まれておりますので、実際の視聴時間はより長くなるとお考え下さい。
【お願い】
※受講申し込み者様ご本人以外のご視聴は固くお断りいたします。
※動画の録画・撮影・録音・ダウンロードは禁止です。
※お申込み後、自動返信メールが届きます。
自動返信メールが届かない場合は、ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあるか、
弊社からのメールを受信していただけるように設定を行なっていただいていないと考えられます。
そのような場合は、弊社からのメールを受信できるよう設定して頂いた上で、あらためてお申込み下さいますようお願いいたします。
佐藤 亮介 先生 医療法人 川村会 川村病院 栄養科 科長心得
川崎医療福祉大学 臨床栄養学科 非常勤講師
《講師紹介》
高知県の社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 科長を務められたのち、北海道の函館五稜郭病院 医療部栄養科 科長としてご活躍されました。現在は、岡山県の川崎医療福祉大学 臨床栄養学科で非常勤講師を務めておられます。
調理現場でのお仕事から臨床栄養まで幅広く豊富なご経験をお持ちで、「まずは全身の血液の流れ整える」という視点で効果的な栄養サポートを展開していらっしゃいます。
とくに水分管理や輸液についての造詣が深く、一般的な教科書などでは知ることができない臨床ならではの知恵を取り入れた栄養サポートのアプローチをお話し下さいます。
※動画はダウンロード・録画・録音・撮影はお断りいたします