医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
急性期や外科領域について苦手意識があるとおっしゃる方が多いことを受けて、その分野に焦点を当てて学べる研修会を企画いたしました。
急性期や外科領域では非常にダイナミックな変化が患者さんの身体に生じるため、その変化に迅速に対応することが求められますが、そこに難しさや不安を感じて苦手意識を持たれる方が多いようです。
この研修会では、患者さんの変化に迅速に対応するための「臨床ならではのポイント」を理解することを目指し、豊富なエピソードを通して実際の場面をイメージしながら学びます。
他ではなかなか聞くことができない内容が盛りだくさんですので、ぜひこの機会にご参加いただき、苦手意識を克服して下さい。
【プログラム】
1.高度侵襲時の栄養代謝の変化
・通常の栄養代謝と異なる侵襲時の栄養代謝
・提供栄養量の考え方と栄養プランの実際
・重症患者と大手術後患者の栄養プランの違い
2.栄養状態の評価の仕方
・重症患者における身体所見の取り方とフィジカルアセスメント
・外科術後患者における身体所見の取り方とフィジカルアセスメント
・侵襲下におけるおさえておきたい検査データの読み方のポイント
3.重症患者において重要となる循環動態の評価
・使用されているデバイスへの基本的な理解
・バイタルサインの読み解き方
・水分出納への注目と評価の実際
・動脈血液ガス分析のデータを栄養管理へ活かす
4.外科術後におけるドレーン管理と栄養プランの関わり
・栄養管理に欠かせないドレーンチューブに対する評価
・ドレーンチューブから得た情報を栄養管理に活かす方法
5.急性期・外科領域で求められる栄養サポートの実際
・早期経腸栄養の重要性と実際のすすめ方
・難しくない輸液の考え方と取り扱い方
・免疫賦活をねらった栄養サポートの展開
・特殊な栄養素(シンバイオティクスやグルタミンなど)の使いどころ
6.症例で理解を深める急性期・外科領域の栄養サポート
※臨床場面で求められるアセスメントのしかたと栄養サポートの実例を学びます
<重症患者編>
・人工呼吸器管理患者の早期経腸栄養の考え方
・敗血症性ショック時の早期経腸栄養と栄養管理の進め方
・心原性ショック時の早期経腸栄養と栄養管理の進め方
・ARDSに対する栄養管理
・重症熱傷に対する栄養管理
<外科領域編>
・非閉塞性腸管膜虚血に対する栄養管理と進め方
・胃切除術後患者に対する栄養管理と進め方
・膵頭十二指腸切除術後患者に対する栄養管理と進め方
・食道切除術後患者に対する栄養管理と進め方
7.まとめ
【受講料】 29,700円(税込)
(27,000円(税抜)+2,700円(消費税10%))
【募集定員】 23名
「zoomなのに会場での受講と遜色ない」と大好評の形式でリモート開催いたします
【リモート開催の研修会がご不安な方へ】 →《こちらのページをご覧下さい》
Zoomでのご受講がご不安な方は、事前に接続や操作のテストの機会を設けることも可能です。
ご遠慮なくご相談下さい。(ただし研修会受講申し込み者に限らせていただきます。)
田部 大樹 先生 社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部
《講師紹介》
日本臨床栄養代謝学会認定のNST専門療法士として、日々ベッドサイドでご活躍されています。
消化器疾患の周術期や外科系の栄養サポートを得意としていらっしゃるほか、がんおよび化学療法による食欲不振患者の栄養管理をご専門にしていらっしゃいます。
ご経験されている症例をもとに、臨床場面をイメージできるようわかりやすくお話し下さいます。
《田部先生の講義を聴講された皆さまのご感想》
・先生はとても感じの良い方で話も聞きやすく質問にも丁寧にご回答頂きとても感謝しています
・非常に分かりやすいご講義ありがとうございました
・毎日がんばるモチベーションになりました
・実際の患者への介入方法などをお聞かせいただき大変参考になりました など