メディカル教育研修事業

医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。

心臓インターベンション治療・ケア研修会

【研修会タイトル】

カテーテル室ナース・循環器科ナースのための
基礎から学ぶ!! 心臓インターベンション治療とケアのポイント
~冠動脈造影検査・ステント留置からカテーテルアブレーションまで~

【研修のねらい】

 冠動脈造影検査やステント留置などの虚血性心疾患に対するカテーテル治療から、カテーテルアブレーションによる不整脈治療まで、カテーテルを用いた心臓の検査・治療とそのケアについて、「何から学んだらいいのかわからない」という方を対象に、基礎からやさしく学ぶ研修会です。
 検査や治療を受ける患者さんを担当するときに、自信を持って業務にあたれるようになることを目指します。また、「部下・後輩に指導する立場になったがどう教えたら良いのかわからない」という方にもお役立ていただける内容ですので、そのような方もぜひご参加下さい。

【プログラム】

1.心臓の解剖と冠動脈造影画像
 ・心臓の構造と冠動脈の走行
 ・冠動脈造影の撮影方向,観察部位と造影像の読み方の基本
 ・正常な冠動脈造影画像と代表的な病変画像

2.心臓カテーテル検査・治療の基本
 ・心機能のモニタリング
 ・冠動脈造影,心臓インターベンション治療の適応と禁忌
 ・心臓血管外科の治療を考えたほうが良い場合
 ・アプローチ部位による特徴と注意点
 ・虚血性心疾患のカテーテル治療と不整脈のカテーテル治療の類似点・相違点
 ・緊急インターベンションの場合に求められる対応

3.心臓インターベンション治療の術前から術後までのケア
 ・治療前~治療後までのナースの役割
 ・術前に収集しておきたい患者情報
 ・術中の介助のポイントと術前~術後の管理
 ・起こりうる合併症と対策
 ・術後の苦痛対策と看護
 ・病棟とカテーテル室の連携

4.虚血性心疾患に対する治療の実際(治療の解説,合併症の予防,観察ポイントなど)
 ・狭窄・閉塞部位の診断
 ・治療の難易度の高い病変について
 ・ステント留置,ロータブレーター,DCA,血栓吸引装置
 ・薬剤溶出性ステントについて
 ・IVUS,OCTなど狭窄・性状評価法について
 ・IABPなどが必要となる場合
 ・治療後に起こりうる合併症の理解

5.不整脈に対する検査・治療の基本
 ・EPSとカテーテルアブレーション
 ・不整脈発生のメカニズムとカテーテルアブレーションの適応,禁忌
 ・カテーテルアブレーションに用いられる器材

6.カテーテルアブレーションの実際
 ・カテーテルアブレーションの前処置
 ・カテーテルアブレーションにおけるカテーテルの挿入・操作と介助者の役割
 ・不整脈を起こす回路の診断
 ・不整脈回路の切断と治癒の確認
 ・治療の終了と病棟への引継ぎ
 ・治療後の安静と患者観察ポイント

7.アブレーションにともなう合併症とその予防
 ・心臓の組織・正常な電気回路の損傷,心臓穿孔
 ・治療中および治療後に起こりうる合併症の理解
 ・不整脈の再発について

8.カテーテルを用いた心臓の治療の今後
 ・3次元マッピングシステムの進歩
 ・クライオアブレーション
 ・下肢や頸部の血管へのアプローチ
 ・弁膜症へのアプローチ

9.まとめ・質疑応答

 

【受講料】 19,250円(税込) ※昼食は弊社から提供いたします
      (17,500円(税抜)+1,750円(消費税10%))

    《複数名同時申込割引について》
      3名様以上で同時にお申込みの場合お一人様につき2,750円(税込)割引の16,500円(税込)で承ります。
                                   (15,000円(税抜)+1,500円(消費税10%))

【募集定員】 56名

【指導講師】

井上 啓司 先生  京都第二赤十字病院 循環器内科

《井上先生の講義を聴講された皆さまのご感想》
 ・とてもていねいで難しい内容もかみくだいて説明してもらえたのでわかりやすかったです
 ・循環器は苦手と思っていましたが先生のおかげで興味が持てました ・気さくな感じで質問もしやすかった
 ・例えがとてもわかりやすくて面白かったです
 ・また先生の講義をお聞きしたいです  など

《前回開催時アンケート結果》 → 【2023年5月開催】 【2023年6月開催】

【日程】

2024年6月2日(日)10:00〜16:30  

【地区】

大阪

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