医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
次々と新しい知識が必要となる脳血管内手術の看護において、安心して業務に就くために不可欠なことを、ポイントを絞って学べます。
脳血管内手術に用いられる機器や画像診断など基礎的なことから、手術の適応疾患や実際の手技、合併症、周術期管理・ケアのポイントまで幅広く学ぶことができます。
具体的症例の解説もありますので、臨床場面をイメージしながら理解できます。
最近話題の「急性期脳梗塞の再開通治療」におけるチーム医療についても理解を深められます。
【プログラム】
1.血管造影・血管内手術の基本を理解① ~必要な機器と薬剤~
・脳血管造影(DSA)装置
・基本器具(シース,カテーテル,ガイドワイヤーなど)
・各疾患の血管内治療で使用する器具(バルーンカテーテル,ステント,コイルなど)
・血管内治療に必要な薬剤と血液検査
2.血管造影・血管内手術の基本を理解② ~おもな合併症とその対策~
・脳の血管造影・血管内手術の特徴
・手技に関連した合併症
・造影剤の副作用とヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
・放射線の被曝と防護
3.脳の解剖と機能,画像診断 ~脳血管造影画像の読み方を含めて~
・脳の解剖と機能
・脳の画像診断
・脳血管造影の読影(大動脈弓,内頚動脈系,椎骨脳底動脈系,外頚動脈系,脳静脈・脳静脈洞)
4.脳血管内手術の適応となる疾患
・急性期脳梗塞
・頭蓋内動脈狭窄症,頚動脈狭窄症
・クモ膜下出血
・未破裂脳動脈瘤
・脳動静脈奇形,硬膜動静脈瘻
・良性腫瘍,頭頚部外傷
5.脳血管内手術の各手技の理解
・急性期脳梗塞のカテーテル血行再建術
・経皮的脳血管形成術(頭蓋内PTA)
・頸動脈ステント留置術 (CAS)
・四肢血管拡張術(ステント留置術)
・脳動脈瘤の瘤内コイル塞栓術
・脳動脈瘤の親血管閉塞術(PAO)
・脳動静脈奇形の塞栓術(経動脈的)
・硬膜動静脈瘻の塞栓術(経動脈的/経静脈的)
・腫瘍の栄養血管塞栓術,外傷の止血術
6.脳血管内手術における周術期管理のポイントと看護ケアの実際
・周術期に注意すべき合併症
・術前管理のポイントと看護ケア:服薬チェックを含めて
・術中管理のポイントと看護ケア:バイタルと水分出納,神経学的脱落症状,急変時対応
・術後管理のポイントと看護ケア:術後安静解除を含めて
7.症例を通したおさらい
患者観察のポイントや具体的なケアについて症例を見ながら理解を深めます
8.急性期脳梗塞の再開通治療 ~スピードとチーム医療~
9.まとめ・質疑応答
【受講料】 19,250円(税込) ※昼食は弊社から提供いたします
(17,500円(税抜)+1,750円(消費税10%))
《複数名同時申込割引について》
3名様以上で同時にお申込みの場合お一人様につき2,750円(税込)割引の16,500円(税込)で承ります。
(15,000円(税抜)+1,500円(消費税10%))
【募集定員】 50名
山田 丈弘 先生 京都第一赤十字病院 脳神経・脳卒中科 副部長
《山田先生の講義を聴講された皆さまのご感想》
・基礎から疾患・治療まで勉強でき今後に生かせると思った
・非常にわかりやすかったです
・あいまいだった部分が学び直しできました
・今さら聞けなかった話が聞けたため
・分かりやすい資料をたくさんありがとうございました
・わかりやすく勉強になりました など
《前回開催時アンケート結果》 → 【2024年1月開催】
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