医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
経腸栄養・静脈栄養について、「教科書で学習してもよくわからない」「臨床でどうやって経腸栄養・静脈栄養のプランニングをしていけばよいのか全くイメージできない」「実際にプランニングをしているけれど全く自信がない」とった方を対象にした研修会です。
これから経腸栄養・静脈栄養について学びはじめる方にもわかりやすいように、基本的なポイントをおさらいするところからはじめ、栄養プランニングの仕方やモニタリングを通した経腸栄養・静脈栄養のプランの修正の仕方について、臨床場面をイメージしやすい症例を用いて具体的・実践的に学びます。
症例を通したプランニングを繰り返すうちに、無理なく自然にプランニングの要点が理解できるようになり、臨床場面で実践できる力が身につきます。
【プログラム】
1.経腸栄養・静脈栄養の基本をおさらい
・経腸栄養の投与経路とその選択基準(経鼻胃管,胃瘻など)
・静脈栄養の投与経路とその選択基準(末梢静脈栄養,中心静脈栄養とカテーテル留置部位など)
・経腸栄養剤・濃厚流動食,栄養輸液剤の選択の基本
2.プランニングの基礎と適切な経腸栄養剤・濃厚流動食,栄養輸液剤の選択 ~初級編~
《演習》 簡単な例題について必要栄養量を算出し,最も適した経腸栄養剤・濃厚流動食,栄養輸液剤を選択してみよう
3.経腸栄養・静脈栄養の臨床実践に欠かせない生理学・生化学の知識
・生理学・生化学の知識を活かした栄養サポートの実践
・身体の構造・機能をふまえることで見えてくるもの
・生化学に対する苦手意識を克服しよう
・糖質・タンパク質・脂質の代謝とビタミン・微量元素について最低限おさえておきたいこと
・臨床で極めて重要となる水・電解質の考え方のポイント
4.臨床での対応能力を高めるために
・現場でのトレーニングと学習の進め方について
・栄養プランを作成するために必要な病態把握の仕方
・あえてガイドラインから逸脱した栄養管理を行なう場面
5.プランニングの実例と適切な経腸栄養剤・濃厚流動食,栄養輸液剤の選択 ~臨床編~
《演習》 あなたが担当者ならどうしますか? 実際に栄養プランニングしてみよう
「静脈栄養,経腸栄養からの離脱」「長期間エネルギー量が足りていなかったケース」
「厳重な水分管理が要求されるケース」「プラン変更のタイミングの判断に迷うケース」
「複数の疾患・症状があり難渋するケース」などを予定しております
(※質問を受付けながらゆっくりと進めます)
6.まとめ・質疑応答
【受講料】 30,500円(税込)
【募集定員】36名
佐藤 亮介 先生 川崎医療福祉大学 臨床栄養学科 非常勤講師
《講師紹介》
高知県の社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 科長を務められたのち、北海道の函館五稜郭病院 医療部栄養科 科長としてご活躍されました。現在は、岡山県の川崎医療福祉大学 臨床栄養学科で非常勤講師を務めておられます。
調理現場でのお仕事から臨床栄養まで幅広く豊富なご経験をお持ちで、「まずは全身の血液の流れ整える」という視点で効果的な栄養サポートを展開していらっしゃいます。
とくに水分管理や輸液についての造詣が深く、一般的な教科書などでは知ることができない臨床ならではの知恵を取り入れた栄養サポートのアプローチをお話し下さいます。
《佐藤先生の講義を聴講された皆さまのお声》
・ひとつひとつ丁寧でご自身の体験談も踏まえながら教えてくださったのが大変よかったです
・先生の空気感が堅苦しくなくて楽しかったです
・質問に色々答えて頂けてありがたかったです
・また講義を受けたいです
・やさしい先生で好感が持てる
・モチベーションが上がりました!!
・難しいところは繰り返して教えて頂けてわかりやすかった など
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