医療や福祉の現場で働く専門職の方を対象に研修会を行っております。
皆様のご参加をお待ちしております。
栄養サポートを行なう上でバイタルサインを読み取る力は不可欠ですが、苦手意識をお持ちの方が多いことをうけて、基礎から学べる研修会を企画いたしました。
栄養サポートでは、「各臓器・各細胞に必要な酸素と栄養が滞りなく届けられる状態を作り出すこと」が求められますが、その状態を判断する目安こそがバイタルサインであり、臨床業務を行なう上で避けることはできません。
この研修会では、とくに「全身の血液の流れ」にこだわって栄養サポートを実践していらっしゃる佐藤先生から、実際の症例を通して、どのような視点を持ってバイタルサインを読み取っていらっしゃるのか、具体的にお話しいただきます。
経験が浅い方にもわかりやすいようにやさしくお話しいただきますので、安心してご参加下さい。
【プログラム】
1.栄養サポートでカギとなる「水分」の管理について
・栄養サポートは血液の流れを整えることからはじめよう
・酸素と栄養を滞りなく各組織へ届けられる状態とは
2.バイタルサインの基本
・血圧の考え方
・脈拍数の考え方
・体温の考え方
・呼吸回数と呼吸状態の考え方
・意識レベルの評価について
3.水分出納を軸にしたバイタルサインの読み方
・カギとなる尿量の変化
・発汗などへの注意
・細胞内の水分と細胞外の水分
・水分が「過剰」なのか「適切」なのか「不足」なのか
・水分不足時および水分過剰時の典型的なバイタルサインについて
・検温表の読み方の基本
4.【演習】バイタルサインから身体の状態の変化を読んでみよう
さまざまなケースについて実際の検温表などの変化を見ながら
バイタルサインと身体の状態のつながりを学びます
5.まとめ
※血圧や脈拍数、体温、呼吸状態、尿量などの情報から、患者さんの体の中で何が起こっていることを推測する力が身につき、それをもとにした栄養サポートをどのように進めるのか理解できます。
【受講料】 30,500円(税込)
【募集定員】 25名
【リモート開催の研修会がご不安な方へ】 →《こちらのページをご覧下さい》
Zoomでのご受講がご不安な方は、事前に接続や操作のテストの機会を設けることも可能です。
ご遠慮なくご相談下さい。(ただし研修会受講申し込み者に限らせていただきます。)
佐藤 亮介 先生 川崎医療福祉大学 臨床栄養学科 非常勤講師
《講師紹介》
高知県の社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 科長を務められたのち、北海道の函館五稜郭病院 医療部栄養科 科長としてご活躍されました。現在は、岡山県の川崎医療福祉大学 臨床栄養学科で非常勤講師を務めておられます。
調理現場でのお仕事から臨床栄養まで幅広く豊富なご経験をお持ちで、「まずは全身の血液の流れ整える」という視点で効果的な栄養サポートを展開していらっしゃいます。
とくに水分管理や輸液についての造詣が深く、一般的な教科書などでは知ることができない臨床ならではの知恵を取り入れた栄養サポートのアプローチをお話し下さいます。
《佐藤先生の講義を聴講された皆さまのお声》
・ひとつひとつ丁寧でご自身の体験談も踏まえながら教えてくださったのが大変よかったです
・先生の空気感が堅苦しくなくて楽しかったです
・質問に色々答えて頂けてありがたかったです
・また講義を受けたいです
・やさしい先生で好感が持てる
・モチベーションが上がりました!!
・難しいところは繰り返して教えて頂けてわかりやすかった など